琉球 千年豚

今帰仁アグーと沖縄料理 琉球 千年豚 下層メイン画像1

ごあいさつGreeting

「豚に始まり豚に終わる」といわれるほど豚を中心に室町時代に花開いた琉球王朝時の豚肉料理は百種類以上が今に伝えられています。
手足や内臓、骨、耳、顔、血液まで余すことなく使い、各家庭で代々受け継がれてきた沖縄特有の食文化で、鳴き声以外の全てを大切にいただく「豚への慈しみ」そのものであり、その特徴として脂が多く、沖縄独自の調理法で作られているので他県では味わうことのない沖縄ならではの豚肉料理です。

一方で、私たち琉球 千年豚では、地産地消を心がけ、ここでしか味わえない食材をいつでもご提供できるように化学調味料を極力使わず、素材の旨味を大切に、体に優しく安心して食べていただけるように手づくり料理にこだわっています。

戦後、食糧不足にあえぐ沖縄を救ったのは、これまで食文化の中心を担ってきた豚。
しかし、この豚肉料理も冷凍食品や化学調味料といった新しい文明の発展と共に徐々に各家庭から昔懐かしの沖縄のが姿を消していきました。
「沖縄の大切な食文化が失われてしまわないように」時代に流されることなく正しく本物の味を伝えていきたいと考えています。

一日に三回来る「食事」という「幸せ」を安心して楽しんでいただき、また類い稀なる豚肉の食文化とそれを生み出す風土、先祖が育み残してくれた良き精神、そして豚の命に感謝して、更にお客様に喜んで頂けますよう最上のものづくりに精進して参ります。末永いご愛顧をよろしくお願い致します。

店 主波平 好美